PGAツアーまでの層が厚いアメリカのゴルフですが、プロになる前に、大学のゴルフもかなり層が厚いです。最近は高校のゴルフの経験も大事になってきていますが、日本には馴染みのない大学のゴルフについて、説明があったので、紹介しておきます。
(
「Journey to Excellence」 /Henry Brunton 著から参照しています。詳しく知りたい方はご覧になって見てください。)
(数字は男性ゴルファーのものです)
大学のゴルフもDivisionがあって、そのDivision毎に競い合います。
NCAA(National Collegiate Athletic Association)
Division I - 約300チーム
Division II - 約200チーム
Division III - 約270チーム
NAIA (National Association of Intercollegiate Athlete) - 174校
National Junior College Athletic Association - 200以上
大学全体で12,000人以上ゴルファーがいる中で、でDivision I という一番のハイレベルでプレイできるのは、約3200人。
チームは大体8~12人で、上位5人がイベントにQualifyされる。残りはベンチ。
NCAA Division Iの平均のレベルは下記の通り。
-平均スコア 71.9 (6800ヤード) *プラスハンディキャップ、スクラッチ以上
-平均距離: 250ヤード以上
-平均ヘッドスピード:105マイル (ボールスピード 160マイル)
-平均パーオン回数:12.2 回
-平均バーディ数:3回(18フィートがバーディパットの平均)
-OB、Water hazardなどのトラブルは10ラウンドに1回程度
-グリーンサイドからは8フィート以内に寄ることが48%
-3フィート以内は90%カップイン、4~10フィートは56%
-3パットは35ホールで1回程度
さらにNCAAのDivision I上位選手はAll Americanということでさらにトップクラスに。
数字は少し前のものなので、今はさらにレベルが上がっているものと思います。
Division Iのエリート(All American)から PGAツアーで活躍するのはTiger WoodsやLuke Donaldなど。複数回勝利できるのは、うち4%。メジャーを勝つプレイヤーは1.5%とか。
まあ競争がヨーロッパ、アジアと広がり、さらに厳しくなっているということもありますが、、、
いい大学に入るには高校でのゴルフの経験が、いい高校にいくにはジュニアでの実績が、、、とエリートコースにいくには気の遠くなる話ですが、上手な人はたくさんいる、上には上がいる、、、といった感じでしょうか。
でもゴルフはそれぞれのレベルでプレイしたり、競い合ったりできるということですね。
自分の夢、目標を大事にしていきたいものです。