1/20/2016

Martin Luther King, Jr Dayの特番;Uneven Fairways - 平坦でないフェアウェイ -

1月の第3月曜はMartin Luther King, Jr(マーティン・ルーサー・キング ジュニア)の日で学校などは休みになります。

会社はあまり休みにならないところも多いですが、各地でMartin Luther King, Jr(MLK)にちなんだイベントが行われます。

Martin Luther King, Jr は「I have a dream」の演説で有名ですが、アフリカンアメリカンの人権をめぐり活動をした牧師さんで、活動中に暗殺されました。

彼が黒人の人種差別をなくすための活動をしていたので、その日は、彼の演説や、今も残る人種差別について改めて考えるような風潮があります。

ゴルフチャンネルでも、特集で「Uneven Fairways」(平たんでないフェアウェイ)という番組が放送されました。(以前にも同じ内容が放映されたようですが、、恐らくMLKの日に)

PGAツアーでプレイが許されなかった、黒人たちが、自分たちのツアーをつくって(UGA)、オハイオ州、イリノイ州など中西部から南部まで。そのツアーでプレイするゴルフ場は、PGAツアーのコースとちがって、でこぼこで、あまりコンディションがよくない、民営のゴルフ場が多かったとか。

私は今まで、そんなツアーがあったことも全く知りませんでした。日本人や韓国人もゴルフは好きですし、このゴルフというゲームに魅了されるのは、白だろうが、黒だろうが、黄色だろうが、関係ないですからね。

PGAツアーには、「南北アメリカに住む白人の競技」というルールがあって、1960年台まで存在していたようです。

褐色のJoe Louis というボクサーがPGAツアーでアマチュアとしたことが、きっかけで、アフリカンアメリカンたちがPGAツアーでプレイする門戸が開かれたようです。

アフリカンアメリカンで初めてPGAツアーカードを手にしたのは、Charlie Siffordという選手ですが、彼がプレイをしたイベントではいろいろな嫌がらせがあったようです。

でもそれをエネルギーにして、プレイを続けました。

彼は45歳と、47歳のときにPGAツアーで優勝しました。
彼ゴルフ殿堂入りを果たし、昨年92歳で他界しました。番組では、いい感じのおじいさんでした。「ゴルフは辞めない」って言ってました。

番組の最後では、タイガー・ウッズが、

「パイオニア(開拓者)達に感謝する。彼らがいてくれたからこそ、私の父はゴルフを学び、私にゴルフというゲームを紹介してくれた。その開拓者がいなかったら、私はゴルフと出会っていなかっただろう」 と。


興味のある方はこちらから。


アメリカも時代が変わって、ゴルフは多くの人がアクセスできるようになりましたが。子供たちからもゴルフを楽しんでいます。Joe Louis の息子さんが今のファースト・ティ・プログラムのプレジデントです。

まあ日本にいると、(基本的には)同じ色の同じ人種、日本人しか住んでいないので、色々な人種の住む国の大変な状況を見逃してしまいがちですが、私たちは「ゴルフ場が’できる喜び」を改めて感謝しないといけないと思います。

感謝の気持ちがあれば、ゴルフ場でのミスショットや、イライラも、本当に小さなものになりますよ!

最近はアフリカンアメリカンが人種差別の問題に敏感になっていて、オスカーのイベントにもアフリカンアメリカンの数人がボイコットするといっているとか、、、2年連続で有色の俳優のノミネートされてないとかとか。難しいですね。

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